「明治・大正時代の日本陶磁」展のお知らせ
2012年05月25日平成24年5月19日より、広島県廿日市市の「はつかいち美術ギャラリー」で、「明治・大正時代の日本陶磁 -産業と工芸美術-」が開催されています。
この展覧会は、日本窯業・陶芸史上、重要な位置付けがなされる明治時代から大正時代にかけて制作された日本の陶磁にスポットをあてるものです。
輸出陶磁の全盛期と言える明治時代前期に輸出された日本各地の陶磁器を、海外からの里帰り品を中心として一堂に展示するとともに、明治20~30年代にかけて各産地の自立と競争の中で生み出されていった新たな陶磁器や、明治30年代以降のアール・ヌーヴォー、アール・デコに代表される新しい意匠・デザインの作品、帝室技芸員そして陶芸作家黎明期の作品など、近代陶磁の変遷について新たな研究成果を踏まえて紹介されています。
明治期に制作された香蘭社製陶磁器も数点出品されていますので、ぜひお出かけのうえ、ご鑑賞下さいませ。
上絵金彩染付唐獅子文花瓶 明治9年(1876)頃 合本組織香蘭社・深海墨之助
釉下彩竹形花瓶 明治33年(1900) 香蘭社
なお、この展覧会は、はつかいち美術ギャラリーのほか、滋賀県立陶芸の森 陶芸館、瀬戸市美術館(愛知県)、茨城県陶芸美術館での巡回展となり、下記の日程で開催されます。
■廿日市展(広島県)
はつかいち美術ギャラリー(広島県廿日市市下平良1-11-1 電話0829-20-0222)
会期 平成24年5月19日(土)~7月1日(日)
■信楽展(滋賀県)
滋賀県立陶芸の森 陶芸館(滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7 電話0748-83-0909)
会期 平成24年7月14日(土)~8月26日(日)
■瀬戸展(愛知県)
瀬戸市美術館(愛知県瀬戸市西茨町113-3 電話0561-84-1093)
会期 平成24年9月1日(土)~10月14日(日)
■笠間展(茨城県)
茨城県陶芸美術館(茨城県笠間市笠間2345 電話0296-70-0011)
会期 平成24年10月20日(土)~12月9日(日)