特別展覧会『魅惑の清朝陶磁』のお知らせ
2014年05月14日平成26年5月27日(火)から平成26年7月6日(日)まで、奥田元宋・小由女美術館で開催される特別展覧会『魅惑の清朝陶磁』展に香蘭社製の古陶磁が2点出展されます。
古来、「やきもの」の王者として名高い中国陶磁の中でも、その多様性と色鮮やかさにおいて、群を抜いているのが清時代の陶磁器です。ヨーロッパの王侯貴族や、明治維新後の日本の美術愛好家たちに賞玩(しょうがん)されたことはよく知られていますが、「鎖国」という歴史観の影響もあって、江戸時代の日本へもたらされた清朝陶磁には、これまであまり注意が払われてきませんでした。
しかし、近年「鎖国」の実態の研究が進む中で、江戸時代には既に相当量が輸入され、日本の「やきもの」生産へも大きな影響を与えたことがわかってきています。
この展覧会では、江戸時代の日本人が愛した民窯製品のおおらかさや、近代日本の陶工が好敵手と認めた官窯製品の精巧さを、伝世の名品はもちろんのこと、出土品や沈没船からの引き揚げ品も交えて紹介します。さらに、清朝陶磁に影響されながらも、常に新しいものを生み出そうとした日本の陶工たちの努力の足跡を、彼らの作品を通してたどります。
日中の「やきもの」が織りなす百花繚乱の世界。どうぞご堪能ください。
【会期】 平成26年5月27日(火)より平成26年7月6日(日)まで
【会場】 奥田元宋・小由女美術館
【開館時間】 9:30~17:00
【6月13日(金)は 9:30~21:00 (最終入館20:30)】
休館日 6月11日(水)
【観覧料】 一般 1,000円(900円)
ペアチケット 1,800円
高校生・大学生 500円(400円)
中学生以下無料
*( )内は前売・及び20名以上の団体及び前売り
*ペアチケットは一般男女のペアが対象
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料
【お問い合わせ先】 奥田元宋・小由女美術館