特別展覧会『魅惑の清朝陶磁』のお知らせ
2014年07月23日平成26年8月2日(土)から平成26年9月29日(月)まで、パラミタミュージアムで開催される特別展覧会『魅惑の清朝陶磁』展に香蘭社製の古陶磁が2点出展されます。
古来、「やきもの」の王者として名高い中国陶磁の中でも、その多様性と色鮮やかさにおいて、群を抜いているのが清時代の陶磁器です。ヨーロッパの王侯貴族や、明治維新後の日本の美術愛好家たちに賞玩(しょうがん)されたことはよく知られていますが、「鎖国」という歴史観の影響もあって、江戸時代の日本へもたらされた清朝陶磁には、これまであまり注意が払われてきませんでした。
しかし、近年「鎖国」の実態の研究が進む中で、江戸時代には既に相当量が輸入され、日本の「やきもの」生産へも大きな影響を与えたことがわかってきました。
この展覧会では、江戸時代の日本人が愛した民窯(みんよう)製品のおおらかさや、近代日本の陶工が好敵手と認めた官窯(かんよう)製品の精巧さを、伝世の名品を選んで紹介します。さらに、清朝陶磁に影響されながらも、常に新しいものを生み出そうとした日本の陶工たちの足跡を、彼らの作品を通してたどります。
日中の「やきもの」が織り成す百花繚乱の世界をご堪能ください。
【会期】 平成26年8月2日(土)より平成26年9月29日(月)まで
【会場】 パラミタミュージアム
【開館時間】 9:30~17:30 (最終入館17:00 期間中無休)
【観覧料】 一般1,000円(4枚セット3,000円)
大学生800円 ・ 高校生500円 ・ 中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方 無料 (美術館受付にてご提示ください)
【お問い合わせ先】 パラミタミュージアム