ヤマトヤシキ姫路店 「香蘭社の世界展」のお知らせ
2016年05月25日日本の磁器発祥の地・有田。1616年に朝鮮陶工 李参平によって始められた有田焼は2016年の本年、創業400年を迎えました。
その節目の年に「日本磁器誕生・有田焼創業400年 香蘭社の世界展」が、兵庫県のヤマトヤシキ姫路店で開催されます。
株式会社香蘭社の前身に当たる合本組織香蘭社は、有田焼が佐賀鍋島藩の一切の保護と支援を失った明治維新の激動期に、第八代深川栄左衛門を中心に当時の選りすぐりの陶工や絵付師、陶商たちをひとつに集めた一大結社であり、九州で最初の法人組織でもありました。
合本組織香蘭社は、明治9年にアメリカで開催されるフィラデルフィア万国博覧会に出品するために設立された製造販売組織であり、社則には「陶器ノ質分ヲ精ニスル事」と定められました。
腕利きの職人による繊細な絵付けや細工などの超絶技巧によって生み出された製品は、彼の地の人々を驚かせ、フィラデルフィアのほか、パリやバルセロナ、サンフランシスコなど欧米各国で開催された万国博覧会で幾多の賞に輝くことになります。
「香蘭社調」と呼ばれるその時代からの伝統技法は、現在も有田の工房で、熟練の伝統工芸士によって「榮左ヱ門」に代表される製品に脈々と受け継がれています。
香蘭社伝統の技を集大成したブランド「榮左ヱ門」が醸し出す最上級の美しさをご堪能いただき、130余年にわたる香蘭社の歴史の1ページを感じていただければ、大変幸甚に存じます。
【会期】平成28年5月25日(水)より5月30日(月)まで
【場所】兵庫県姫路市二階町55 ヤマトヤシキ姫路店 7階催会場
【時間】午前10時より午後6時30分まで(最終日は午後5時閉場)