秋田市立千秋美術館にて「明治有田 超絶の美」開催!
2017年04月07日4月22日(土)~ 6月18日(日)まで、秋田市立千秋美術館におきまして「明治有田 超絶の美 万国博覧会の時代」が開催されます。
江戸時代初期、日本で最初に磁器づくりに成功した有田では、国内にとどまらず、ヨーロッパ各国の王侯貴族を魅了する華やかで精緻な製品を数多く制作してきました。
明治時代になると、有田焼は明治政府により殖産興業製品として位置づけられ、政府主導により「温知図録(おんちずろく)」などの新図案をもとに、革新的な有田焼が創出されます。
これらの作品は、1873(明治6)年のウィーン万国博覧会をはじめ、世界各国で開催された博覧会で高い評価を得ました。これを契機に、西洋のデザインを意識した色絵や金彩をふんだんに用いた有田焼も日本の輸出産業品として、海を渡りました。
有田焼創業400年を記念して開かれる本展では、西洋の影響を受けて変化しながらも、日本の伝統美を昇華させた明治以降の有田焼の魅力を紹介するものです。
巨大な花瓶や再現不可能と言われる細密描写には、明治というエネルギッシュな時代の雰囲気が表れています。
また、初公開となる明治期有田焼のデザイン画とともに、それに基づいて製作された作品をあわせて見ることができる大変貴重な機会となります。
世界を魅了した華麗なる作品の数々を通じて、近年脚光を浴びる明治時代の美術、明治有田の魅力をぜひご堪能ください。
【会期】 4月22日(土)~ 6月18日(日)
【場所】 秋田市立千秋美術館
【開館時間】 10:00~18:00(入館は17:30まで)
※期間中の催し、入館料等につきましては、秋田市立千秋美術館のウェブサイトををご覧下さい。