香蘭社有田本店ショールーム二階「古陶磁陳列館」に収蔵の古陶磁数点が、ロースドルフ城にある類似のコレクションと比較しながら展示されます。世界に広がった古伊万里と共に、歴史も感じることができる特別展です。

2021年

山口県立萩美術館・浦上記念館特別展示『海を渡った古伊万里~ウィ―ン、ロースドルフ城の悲劇~』にて香蘭社の古陶磁が展示されます

2021年09月21日

香蘭社有田本店ショールーム二階「古陶磁陳列館」に収蔵の古陶磁数点が、ロースドルフ城にある類似のコレクションと比較しながら展示されます。世界に広がった古伊万里と共に、歴史も感じることができる特別展です。

   



◆企画展の内容

 オーストリア、ウィーン近郊にたたずむ古城ロースドルフ城では、城主ピアッティ家により古伊万里を中心とした陶磁器が多数コレクションされ、城内を美しく飾る調度品として大切に伝えられてきました。ところが、第二次世界大戦の戦禍によりその多くが破壊されてしまいました。ピアッティ家はそうした悲劇により破壊された陶片を破棄せず、城内の一室に陶片をあつめ、平和への願いも込めてインスタレーション展示を行い一般公開してきました。
本展は、国内にある古伊万里の名品とともに、破壊された陶片を含むロースドルフ城所蔵の日本、中国、西洋の陶磁器コレクションを海外において初公開するものです。日本の修復技術による復元作品も展示し「再生」にも焦点を当て、波乱にとんだロースドルフ城コレクションの全貌を紹介します。 

(参照:山口県立萩美術館・浦上記念館ホームページ)

 

◆香蘭社と展示会の繋がり

 明治8年(1875年)に海外向け有田焼生産に対応するための陶磁器製造販売会社として合本組織香蘭社(現在の株式会社香蘭社)が誕生しました。明治9年(1876年)フィラデルフィア万博の日本館に大量の香蘭社製品が並べられ、同博覧会で名誉大賞を受賞したのが契機となり、世界に有田焼が広まり、香蘭社製品も数多く海外に輸出されました。
 ロースドルフ城で発見された古伊万里の類似品が香蘭社にも残されており、今回、香蘭社製品も比較対象として数点展示される事となりました。

 

 

【会期】 2021年9月28日(火)~11月23日(火・祝)
 (山口県の「デルタ株感染拡大防止集中対策」期間に基づき、当初予定されていた開催日が9月18日(土)から、9月28日(火)に変更されました。状況により再度変更があるかもしれませんので、詳細は山口県立萩美術館のウエブサイトをご確認ください。)

【開館時間】 9:00~17:00(入場は16:30まで)


【会場】山口県立萩美術館・浦上記念館

※期間中の催し、入館料につきましては、山口県立萩美術館・浦上記念館のウェブサイトをご覧ください。

 

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